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2008年8月

2008年8月26日 (火)

八ヶ岳全山!企画

仕事でもプライベートでも、自分が先頭に立ってやる、なんてことは、ほっとんどないのに、このたびyahoo!奥多摩トピで、八ヶ岳全山ワンデイ縦走!企画を打って出てしまいました。

したら参加者、きょう現在、いずれ劣らぬ健脚豪脚ばかり、10名の大所帯になりました。

「八ヶ岳全山」というテーマは、トレイルランナーならずとも、山に取り組む人間にとって、一度はやってみたい課題として、大きな魅力があります。ただ交通機関の関係などから、なかなかうまく計画を組み立てるのが難しいのも事実。今回、参加者から複数のクルマを提供していただいたことで、その問題をクリアできました。

昨年、この課題に挑戦したものの、あとひとつ(蓼科山)が登れず撃沈した苦い記憶が。
今年こそ、なんとかぜんぶ駆け抜けたい。

これ、個人的にも数年来の夢だったのであります。

しかしこのメンツでは、主催者の自分が一番遅いことは間違いない・・・

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2008年8月24日 (日)

トランス南アルプス報告5

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夕方みたいですが、朝です。秋の気配が漂う。

4日目。最終日です(まだ続いてたのか?)
実はこの日が、いろいろな意味で充実していたのです。

ビバーク地(といっても林道の脇)を出発。ここから上島バス停のある、国道152号まで、ダート+ロード20キロの道のり。2年前に一度、同じくここを歩いて、その長さにうんざりしたのに、懲りずにまた来てしまいました。

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北又渡の発電所。ここまでは平坦なダート。大事に残しておいたソーセージなどで、ちょっと腹ごしらえ。

道は舗装路になり、ここからずんずん、標高が上がっていきます。ちんたら走りと歩きでゆっくり。

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木の間ごしに、山の斜面にへばりつく下栗の集落が見えてきます。「え~あんな所まで行くの?」ってなシチュエーションが、この後何度も訪れる。

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ハリ天狗さんのマネして、自分撮り。

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集落に入ると、野菜の無人販売がありました。100円で色鮮やかなトマト2個を買い、その場でむしゃぶりつく。なつかしい土の味がした。

それにしても、ロードが長い。3時間半も続くと飽きてきた ←そんな体たらくでTJA(略)

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そうこうしているうちに、バス停が見えてきました。

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無事、到着!!自力での移動は、ここまでです。足よ、お疲れさん。

直にクルマ回収へ向かう方面(飯田行き)のバスは、当分来ません。代わりに、反対方向になるけど、「かぐらの湯」という温泉行きのバスは1時間後。ここに立ち寄って、あらためて飯田に向かうことが、本数の極端に少ないバスダイヤの中で、「奇跡的に」可能なのです。

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というわけで、久しぶりのお風呂だ~、あ~極楽。ひげ剃って歯みがいて、見た目は「社会復帰」。

・・・と、あんまり、のんびりもしてられない。一本バスを逃すと、もう帰れないか、莫大なタクシー代を払う羽目になるのだ。

バスにゆられて、のんびり飯田へ。
鈍行にゆられて、のんびり伊那へ。

うたた寝してたら、2駅乗り過ごした!でもすぐに戻れた。
Eki
降り立った、ちいさな無人駅から中央アルプス。
バッテリー切れのため、写真はここまで。携帯もほぼ同時アウト。

また、バスにゆられて、のんびり戸台口へ。

自分のクルマにたどり着いたのは、もう日が傾きはじめた頃。

~~~
携帯が復活して、速攻アクセスしたのは、TJAR公式ブログ。
知り合いのakihageさんが、残念ながらリタイアを知る。
ほかの選手は歩みを進めている。

今、自分がいる戸台口から、サポートポイントの市ノ瀬は、目と鼻の先。速い選手は、翌日(8/14)の制限時間を余裕でクリアして、市ノ瀬を通過しているかもしれない。遠巻きでいいから、ちらっとでも選手の姿を目に焼き付けたい。

クルマでわずか15分ほど。このへんが市ノ瀬かな~と見まわしていた。
まさにその時。目の前を通過した女子選手。あの間瀬ちがやさん。

一瞬だけ見た表情は明るく、疲れを感じさせず、いままさに南アルプスに突入しようとする覚悟、というより、これから山に登ることが嬉しくてしかたない、といったような雰囲気・・・

取材していたカメラマン氏に話を聞いたら、サポートポイントにもどうぞと招き入れられた。

え、遠巻きに見学だけでいいんですが・・・

行ってみると、休息中の選手がひとり。そしてすぐに奥から現れたのは、

のまダッシュさん!

真っ黒に日焼けして、でも表情は穏やかで、あまり疲れも感じさせない。
しかし神々しい、これは今自分が近づいていい世界じゃない、
畏怖の念、のようなものを感じた。

たいした応援メッセージも送れず、なんとなく、逃げるようにその場を去ってしまった。

帰宅するまで、ずっと胸がザワザワ、ドキドキしていた。

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2008年8月17日 (日)

トランス南アルプス報告4

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3日目の朝。
今日こそ、光岳をめざして!

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兎岳、聖岳を順調に通過。ようやく高地にカラダがなじんできた感じです。
聖からの大下りは、走るには楽しい~!でも10分でおわっちゃった。

Tek
ついに、めざす光岳へのスカイラインが見えてきました。

聖平小屋で、カップラーメン2個(カレー+シーフード)を平らげる。
満タン給水して出発。ここから先、稜線上に水場がありません。

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こんなビバーク適地が数ヵ所あります(本当はいけないんですけどね。自分でもさんざんやっといて・・・)。

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上河内岳の肩。山頂は東へ少し行ったところ。

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畑薙ダムへの分岐。ここでTJARコースとお別れ。
茶臼岳山頂で休憩。ガスです。

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茶臼岳を過ぎると、南アルプスらしい、湿っぽい雰囲気が強くなります。
湿原に木道が敷かれてたり、ぬかるみだったり。

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最後のピーク、易老岳に着きました。コースも、表示板もグキッ。
さあ15時までに光にゴールできるか!?

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奇跡的に、携帯の通じる地点。でもAUではダメでした(アンテナは立った)。

54 マスタケかな?

最後の最後。三吉平からのきつい涸れ沢登り。暑い、苦しい、足が重い。
・・・を頑張ると、あらわれる異世界。

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センジヶ原。そして光小屋。光岳まであと15分!

6155_2 お~!ついに。

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幾多の山々を越えて、光岳に到着しました。

長い旅ほど、おわりはあっけないですね。でも感無量です。
2日と15時間の激走(いやほとんど歩き)の末、北岳からの「一筆書き」、終了。

さてこれから。光小屋に泊まるか、またビバークか?いやいや、もう下山します。

光小屋できつねどん兵衛、あんみつ、ポカリを腹に詰めて腹ごしらえしたら、
来た道を易老岳まで戻り、そこから易老渡へ下山です。

さっきの携帯ポイントで再度受信チェック、今度は電波を捕捉!
「お預かりしているメッセージはありません」ああそうですかいっ。

TJARの経過もチェック。全員上高地を通過、う~ん、すごい。

どたばた、あたふた、日没と競走。標高が下がるにつれ、どんどん暑くなる。
水もなくなり、残ったポカリをリザーバーに入れる。
ランプを装着し、慎重に下っていく。

ごうごうと流れる遠山川の音が聞こえ出すと・・・

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無事、登山口に下り立ちました。

この近辺は、少し奥に山小屋があるだけで、他はな~んにもなし。
沢でカラダを洗ったら、近くの駐車スペースで寝ます。翌日はバス停まで20キロのロードを走らなきゃです。zzz...

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トランス南アルプス報告3

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寒い、とにかく寒い。
一晩中ガタガタ震えてた。もう1枚の防寒着を持たなかったばっかりに・・・
古いグラウンドシートを切って、マット代わりに持って行ったけど、引っ張ったらあっさり破けた。朝にはぼろぼろに。

それでも、少しは眠れたよう。
動きたくない体をひっぱたいて出発。

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小河内岳。左のちょこんとした屋根は避難小屋。

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これは高山裏避難小屋。その先の水場で給水(いまにも涸れそうな水量)。

ここからが、今回の最大の難所。荒川前岳を越えるために、600mの一気登りをこなさなければならない。ふう、ふう。ひいはあ。

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越えました。この先に続く、赤石岳から南の山々がやっと見えた。

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今年も荒川小屋カレー。腹を満たして、いざ後半戦。

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赤石岳のライチョウ親子。山頂ですこし昼寝。

百間平に向かいます。夕方になって、やや気温が下がってくる。昨日は寒さにやられたので、なにか対策はないか・・・そうだ、あのやぶけたグラウンドシートをカラダに巻き付けたらどうかな?

腹、背中、肩に、適当な大きさに切って、シャツの間に突っ込んでみた。

おお!こりゃあったかい~!!

ついでに荷物の整理やら、なにやらやってたら、また眠くなってきました。30 この石の上で、45分ゴロ寝。

よしっ、今夜こそオールナイトでがんばるぞ!

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百間洞山の家・・・はもちろんパスして、双耳峰の大沢岳へ突入。めちゃくちゃ急坂。
一気に気力がしょぼ~ん。

脚がふらつき、このあとの聖岳越えを、闇夜に行動するのが恐ろしくなり、大沢岳を抜けた先で早々にビバーク決定。

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あ~、ふとんに寝たいよ。

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トランス南アルプス報告2

Top
北岳・大樺沢二俣の雪渓。天気サイコ~!

1日目(8/10)

広河原山荘で、ぶっとんだ内容の登山届を出して出発。
ゆっくり、たまに小走り。

二俣から右俣コースに入ります。

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小太郎尾根の分岐から、北岳。もうガスって来ました。
ストリークを履いた若いランナーと、少しお話。

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肩の小屋で腹ごしらえ。

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ここから「本番」スタートです。

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北岳山荘

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間ノ岳へ

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間ノ岳と三峰(みぶ)岳。息が苦しくて、ぜんぜんスピードが出ません。
ハセツネ完走Tシャツを着たランナーに会う。
三伏峠から広河原に向けて、全速力でした!

熊ノ平小屋で給水。

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大雨が降ってきました。カッパを着て出発。

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北荒川岳。以前はキャンプ地でしたが、水場が汚染されて、現在は禁止。

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塩見岳。日が暮れました。ここからの下りは悪いので、できれば日のあるうちに越したかったが、間に合わず。

なかなか着かない本谷山を過ぎ、三伏峠をどうにかクリアしたけど、雨に打たれて寒く、とにかく休みたい。しかたなくツェルトを張る。

止まったら、もう動けない。午後10時半、今夜はここでビバーク。

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2008年8月15日 (金)

2008夏・トランス南アルプス報告1

まず概要から。行動時間と通過タイム。

1日目(8/10)14h24m 

晴のち曇り、ガス、雨
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0:00         戸台口            (車中泊)
-----
8:10     広河原        
11:40-12:00 肩ノ小屋
12:40 北岳
14:10    間ノ岳 
(不明)   熊ノ平小屋   (給水、一時雨が強く降る)
16:56    北荒川岳  
18:40    塩見岳東峰
20:49    本谷山
22:34    烏帽子岳手前の稜線      (ビバーク)

2日目(8/11)12h51m 
晴ときどき曇り、ガス
Minami2

5:24    ビバークサイト発
6:13    小河内岳
8:05    高山裏避難小屋
8:35    水場        (給水、ちょろちょろ)
10:37    荒川岳分岐点 
11:11-11:50 荒川小屋       (うまいカレー休憩)
12:15    大聖寺平
13:29    赤石岳            (15分昼寝)
15:30頃          (また眠くなって45分ゴロ寝)
16:59    百間洞幕営地
18:06    大沢岳
18:15    しらびそ峠分岐点       (ビバーク)

3日目(8/12)14h51m 
晴のち曇り
Minami3
4:25    ビバークサイト発
5:54    兎岳
7:24    聖岳
8:20-9:07  聖平小屋       (給水&カップ麺2個) 
10:49   上河内岳の肩  
11:30   畑薙下降点
11:49   茶臼岳
13:15   易老岳
15:08   光岳

15:30-15:55 光小屋  (カップ麺&あんみつ&ジュース)
17:26      易老岳
19:16      易老渡          (下山&ビバーク) 

4日目(8/13)3h40 

New

5:15   ビバークサイト発          (林道)
5:50   北又渡
8:55   上島バス停           (国道152号)

以後、バス電車乗り継いで、かぐらの湯→飯田→伊那市→戸台口

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2008年8月13日 (水)

下山しました

遅くなりましたが、昨夜易老渡に下山。いま飯田へのバスの中です。
どうにか光岳まで辿り着きましたが、途中2ビバークを要しました。
いまも頑張っているTJAR選手の辛さに較べたら、ままごとくらいの苦しさ。
念願の北~光縦走は叶ったものの、実力のなさをつくづく感じました。

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2008年8月 9日 (土)

南へ。

10日から、日本海を出発して太平洋に抜ける、山岳レースの最高峰「TJAR」が始まります。

ときに親しくお話させて頂いたこともある選手も、参加しています。

憧れもあり、羨望もあり、でも自分の力ではとうてい叶わぬ夢・・・

出場する選手には、その夢をぜひ実現して欲しいです。
とんでもなく苦しくてつらい悪夢かもしれないけど、無事、太平洋に到達できることを願ってやみません。

---
その長大なコースに比べれば、ほんのわずかな一部分ですが、今年の夏休みも南アルプスに入ります。

 8/10 広河原~北岳~塩見岳~高山裏

 8/11 高山裏~赤石岳~聖岳~光岳(てかりだけ)(泊)

 8/12 光岳~易老渡へ下山

10日~11日はノンストップ。北岳~光岳間、目標26時間(CT44:50)。

できるかな?

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2008年8月 6日 (水)

鳳凰でも涼風トレイル

あっちー下界から逃げ、涼風アルプストレイル2本目~(今回はリキさんと)。

細かい経過時刻はリキさんのレポに・・・

New
南ア・夜叉神~鳳凰三山~広河原

テント泊も含め、もう何度も来ているお気に入りの鳳凰三山(数えてみたら、8回目!)。夏のトレランフィールドにもバッチリ。

朝6時、夜叉神の駐車場は、じっとしていると肌寒いくらい。バス組の登山者に続いて、遅れて我らもスタート。

夜叉神峠までは、楽にとことこ早足で登って、小屋の前に出るとさっそく白峰三山がどーんと目の前に。

さてここまでは準備運動。少しエンジンふかして行きますか・・・おっと、リキさん少し足首をひねった模様。以後、様子を見ながらすこしづつ高度を上げていきます。

うっそうとした樹林帯は日も差さず、2人とも登りなのに汗がひいてます。

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南御室小屋で小休止。涌き水は、手が切れるような冷たさ!
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森林限界が近づくと、息が荒くなってきます。ぱっと開けて、カラマツ林から白砂と岩石の荒野へ飛び出す。

薬師岳。ゆっくり目でも、ここまでCTのぴったり半分の3時間半。かなり甘め設定やね。
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観音岳。甲斐駒ヶ岳も見えてきました。ザレ場にモントレイルの足跡発見!

地蔵岳(賽の河原)。
オベリスクに取り付いている人もちらほら。
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さて、ここまでが南ア入門編といわれる鳳凰エリア。この先から「南アルプスらしさ」が、ちらりと顔を覗かせます。

高嶺までは尾根が痩せてくるものの、まだ穏やか。その先、突如として急な足場の悪い下り。段差が大きく、手をつき腰をつき、慎重に行かざるを得ない。枯れた根っこに足をとられること数回。

そうして白鳳峠到着が、正午すぎ。さてここから広河原へ下山だけど、夜叉神に戻るバスは13:30発。標高差1000mの一気下り、行けないタイムじゃないが若干微妙。しかしそれを逃すと、15時までは便がない。よっしゃ、気合入れて、一気に仕上げ!

この下りはむかし一度歩いたけど、とにかく悪路の連続。しばしのゴーロ帯、その後の樹林はトレイルが狭く、荒れた急坂が続く。ハシゴ、崩れた路面、倒木など、なかなかに、いじめてくれます。

こういうスリル満点の、冒険チックな道は、実は大好物じゃ(笑)。

するする下りて、余裕でバスに間に合ったもんね。めでたし。

芦安のバスターミナルでご飯をいただき、ちょっと下りた所にある「金山沢温泉」で汗を流す。

そこで、北岳帰りのおじさんが「走って登ってあっという間に下りてきた兄ちゃん」の噂をしていた。おっ、やはり対岸にもランナーが出没してたね!

リキさん、足を痛めてしまったのに引っ張りまわしてすみません。アルプスはいかがだったでしょうか~?

さてお盆休みも近い(でもまだ日にちが未確定)。今年も南アで遊ぶ予定です。

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